研究結果のまとめ

写真でカロリー計算できるアプリ比較(2026年):精度と料金

写真でカロリーを計算するアプリが出すのはどれも推定値で、現時点で最も信頼できる研究では、その推定は少なめに出る傾向があります。 2026年のNIH(米国国立衛生研究所)の予備的な検証では、MyFitnessPal、Lose It!、Cal AI、Appedietの写真機能が、重さを量った食事のカロリーを平均で252〜345 kcal(およそ3分の1)少なく見積もり、その多くは脂質によるものでした。汎用のAIチャットボットを調べた研究では、カロリーの誤差は約36%でした。パッケージ食品なら、バーコードや栄養成分表示のスキャンで表示どおりの数値が得られます。私たちが確認したほかの12の写真アプリのうち、現行アプリの精度テストを、ほかの人も検証できる方法つきで公開しているものはひとつもありませんでした。本ページはCalorix(Invikta Technology Ltd)が作成しています。

基本情報

NIHの検証、4アプリ(2026年)
1食あたり252〜345 kcal少なく推定
重さを量った102食、平均918 kcal。予備的な結果
汎用のAIチャットボット
カロリーの誤差は約36%
ChatGPT-4oとClaude 3.5 Sonnet、写真52枚(2025年)
パッケージ食品
バーコードか栄養成分表示を使う
推定ではなく、表示どおりの数値
アプリの精度テストの公開
確認した12アプリのいずれもなし
ほかの人が検証できる方法つきのもの(2026年10月11日確認)
写真でカロリー計算する13アプリ:確認できることと、各社の主張(2026年10月11日確認。料金は日本のApp Store、10月23日確認)
アプリ写真での記録写真のあとにできること栄養成分表示のスキャン音声価格(日本のApp Store)精度の主張方法の公開
Calorix(私たちのアプリ) 無料:1日3回、Proなら無制限 材料ごとのグラム数を編集、品目を追加・削除、「AIで修正」に変更内容を伝える あり あり 米国で年39.99ドル(日本では円で表示)、3日間のトライアル なし 主張なし
Cal AI サブスクリプション、3日間のトライアル 材料の一覧を確認、量(人前)を変更、修正内容を文章で伝える あり 見当たらず 780〜6,000円(期間の表示なし) 「約80%正確」(FAQ)、古いブログ記事では「90%」 なし
MyFitnessPal(Meal Scan) Premium 候補の食品から選ぶ、量(人前)を変更 見当たらず Premium 年6,000円・8,600円 なし –
Lose It!(Snap It) Premium 検出された食品を入れ替え、量(人前)を編集 Premium Premium 期間の表示なし(Lifetime 8,000円・10,000円) なし –
SnapCalorie 無料:1日3回、それ以上はPremium 品目とグラム数を編集、別の候補を選択、音声や文章でヒントを追加 あり あり 年22,000円 「平均カロリー誤差は約15%」、「栄養士の2倍正確」 2021年の研究用モデルのみ(現行アプリではない)
Foodvisor Premium 食品を入れ替え、分量やグラム数を変更 見当たらず あり 固定価格なし(1ヶ月4,300円の表示) なし –
Yazio Pro 材料と量を変更 見当たらず 見当たらず 12ヶ月2,900〜10,800円 なし(「おおまかな推定値」) –
Cronometer(Photo Log) Gold 一致した食品を入れ替え・追加・削除、量を変更 米国の栄養成分表示(未登録のバーコード食品を追加するとき) Gold 年10,000円 写真についてはなし –
Lifesum Premium 品目を置き換え、量を調整 見当たらず Premium 年5,400円 なし –
Fitia Premium 分量を調整、詳細を追加 見当たらず Premium 年4,100〜4,600円 「最速で最も正確なカロリー計算アプリ」 なし
BitePal 明記なし 明記なし 見当たらず 見当たらず 年3,000〜10,000円 なし –
Zero Zero Plus(最初の数回は無料) どの数値も編集、または修正内容を言葉で伝える 見当たらず 見当たらず 期間の表示なし(1,080〜15,000円) なし –
Fastic Fastic Plus 明記なし 見当たらず 明記なし 年8,300円 「食品を正確に識別できる」(数値なし) なし
  • Calorix(私たちのアプリ)

    写真での記録
    無料:1日3回、Proなら無制限
    写真のあとにできること
    材料ごとのグラム数を編集、品目を追加・削除、「AIで修正」に変更内容を伝える
    栄養成分表示のスキャン
    あり
    音声
    あり
    価格(日本のApp Store)
    米国で年39.99ドル(日本では円で表示)、3日間のトライアル
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    主張なし
  • Cal AI

    写真での記録
    サブスクリプション、3日間のトライアル
    写真のあとにできること
    材料の一覧を確認、量(人前)を変更、修正内容を文章で伝える
    栄養成分表示のスキャン
    あり
    音声
    見当たらず
    価格(日本のApp Store)
    780〜6,000円(期間の表示なし)
    精度の主張
    「約80%正確」(FAQ)、古いブログ記事では「90%」
    方法の公開
    なし
  • MyFitnessPal(Meal Scan)

    写真での記録
    Premium
    写真のあとにできること
    候補の食品から選ぶ、量(人前)を変更
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    Premium
    価格(日本のApp Store)
    年6,000円・8,600円
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • Lose It!(Snap It)

    写真での記録
    Premium
    写真のあとにできること
    検出された食品を入れ替え、量(人前)を編集
    栄養成分表示のスキャン
    Premium
    音声
    Premium
    価格(日本のApp Store)
    期間の表示なし(Lifetime 8,000円・10,000円)
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • SnapCalorie

    写真での記録
    無料:1日3回、それ以上はPremium
    写真のあとにできること
    品目とグラム数を編集、別の候補を選択、音声や文章でヒントを追加
    栄養成分表示のスキャン
    あり
    音声
    あり
    価格(日本のApp Store)
    年22,000円
    精度の主張
    「平均カロリー誤差は約15%」、「栄養士の2倍正確」
    方法の公開
    2021年の研究用モデルのみ(現行アプリではない)
  • Foodvisor

    写真での記録
    Premium
    写真のあとにできること
    食品を入れ替え、分量やグラム数を変更
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    あり
    価格(日本のApp Store)
    固定価格なし(1ヶ月4,300円の表示)
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • Yazio

    写真での記録
    Pro
    写真のあとにできること
    材料と量を変更
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    見当たらず
    価格(日本のApp Store)
    12ヶ月2,900〜10,800円
    精度の主張
    なし(「おおまかな推定値」)
    方法の公開
    –
  • Cronometer(Photo Log)

    写真での記録
    Gold
    写真のあとにできること
    一致した食品を入れ替え・追加・削除、量を変更
    栄養成分表示のスキャン
    米国の栄養成分表示(未登録のバーコード食品を追加するとき)
    音声
    Gold
    価格(日本のApp Store)
    年10,000円
    精度の主張
    写真についてはなし
    方法の公開
    –
  • Lifesum

    写真での記録
    Premium
    写真のあとにできること
    品目を置き換え、量を調整
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    Premium
    価格(日本のApp Store)
    年5,400円
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • Fitia

    写真での記録
    Premium
    写真のあとにできること
    分量を調整、詳細を追加
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    Premium
    価格(日本のApp Store)
    年4,100〜4,600円
    精度の主張
    「最速で最も正確なカロリー計算アプリ」
    方法の公開
    なし
  • BitePal

    写真での記録
    明記なし
    写真のあとにできること
    明記なし
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    見当たらず
    価格(日本のApp Store)
    年3,000〜10,000円
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • Zero

    写真での記録
    Zero Plus(最初の数回は無料)
    写真のあとにできること
    どの数値も編集、または修正内容を言葉で伝える
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    見当たらず
    価格(日本のApp Store)
    期間の表示なし(1,080〜15,000円)
    精度の主張
    なし
    方法の公開
    –
  • Fastic

    写真での記録
    Fastic Plus
    写真のあとにできること
    明記なし
    栄養成分表示のスキャン
    見当たらず
    音声
    明記なし
    価格(日本のApp Store)
    年8,300円
    精度の主張
    「食品を正確に識別できる」(数値なし)
    方法の公開
    なし

「見当たらず」は、確認した時点で、アプリの掲載情報、ヘルプセンター、公式サイトにその機能の記載がなかったことを示します。「明記なし」は、機能はあるものの、無料か有料かが書かれていないことを示します。価格は2026年10月23日に日本のApp Storeで確認した税込みの円の価格で、名前からプランの期間がわかる課金だけを年額として載せています(期間が表示されない場合はその旨を記載)。Calorixの価格は米国App Storeの金額です。出典は、確認日つきの料金比較表をご覧ください。

「写真を撮るだけでカロリーがわかる」。これが、あるジャンルのアプリ全体に共通するうたい文句です。材料をひとつずつ入力するより確かに速いのですが、写真では食べ物の重さを量ることも、調理に使った油を見ることもできません。このページでは、独立した検証でわかったこと、人気の写真アプリでそれぞれ何を確認・修正できるか、そしてどの精度の主張に、ほかの人も検証できる方法が示されているかをまとめました。

このページは、Calorixの開発元である私たちが作成しています。Calorixは表に載っているアプリのひとつなので、中立な立場ではありません。このページではCalorixの精度について何も主張せず、ほかのアプリに関する記述にはすべて出典へのリンクをつけています。情報はいずれも2026年10月11日に確認したものです。

独立した検証でわかったこと

2026年のNIHによる人気アプリ4つの検証

米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK、NIHを構成する研究所のひとつ)の研究者たちは、同じ条件で撮影した102食分の写真を、4つのアプリの写真機能で解析しました。食事は、食事内容を厳密に管理した給食試験で出されたもので、材料はすべて0.1 g単位で量られ、平均918 kcalでした(抄録、ASNの発表資料)。

アプリ(検証時) 1食あたりの平均の過少推定 95%信頼区間 1食ごとの幅(一致限界)
Appediet 252 kcal 210〜295 672少ない〜167多い
MyFitnessPal 327 kcal 269〜385 884少ない〜246多い
Lose It! 333 kcal 282〜383 835少ない〜170多い
Cal AI 345 kcal 296〜392 821少ない〜132多い

4つのアプリはいずれも、カロリーを平均でおよそ3分の1、脂質を1食あたり約30 g少なく見積もっていました。最も安定していたのは炭水化物です。さらに200食以上を追加した初期の結果からは、脂質の多いケトジェニック食がアプリにとってより難しいことがうかがえました。注意点は2つあります。これは学会の抄録なので、査読を経た論文が出るまでは予備的な結果であること、そしてアプリのバージョンと検証日が報告されていないことです。研究者のひとりであるAaron Hengist氏は、写真ベースのアプリを使う人のうち「分量を調整したり、食べた量を入力したりしない人は、結果を割り引いて受け止めるべきだ」と助言しています。

これまでの研究

  • スタジオで撮影した写真22枚で7つのアプリを調べた2024年の研究では、MyFitnessPalが食品の構成要素の97%を識別しました。ただし、これは認識の話で、カロリーの話ではありません。エネルギー量では、MyFitnessPalが平均3%、Foodvisorが平均47%少なく見積もり、バターを塗ったトーストに卵をのせた一皿は、バターが見落とされたため、それぞれ35%と73%少なく見積もられました。
  • 汎用のAIチャットボットでも、結果は良くなりません。同じ条件で撮影した食べ物の写真52枚で調べたところ、ChatGPT-4oとClaude 3.5 Sonnetのカロリーの誤差は平均35.8%、Gemini 1.5 Proは64.2%で、3つとも分量が増えるほど少なく見積もる傾向が強まりました(2025年の研究)。詳しくはChatGPTは写真からカロリーを計算できる?をご覧ください。
  • 画像による自動推定の手法(多くは研究用のシステム)を調べた2023年のシステマティックレビューでは、カロリーの平均誤差は0.1%から38.3%まで幅があり、単品のシンプルな食品ほど推定しやすいという結果でした。

写真の推定が少なめに出る理由

差の大部分は、カメラではよく見えない3つのものから生まれます。脂質(食べ物にしみ込んだ油や、ソースに溶けたバター)、盛りつけの深さ(真上からだと、深い器と浅い器は同じように見えます)、そして混ぜ合わせた料理に隠れた材料です。それぞれについては、出典つきのガイドAIカロリー計算アプリの精度は?で説明しています。

精度の主張と、その根拠

精度を数字で示しているアプリもあります。ここではそれぞれを各社の主張として紹介し、どう測定されたかについて私たちが見つけられた情報を添えます。

  • Cal AIは、FAQで「約80%正確」だとしています(Cal AIのFAQ)。ブログの古い記事には「見える食品で90%の精度」とあります(Cal AIのブログ)。どちらのページも、「正確」が何を意味するのか、どう検証したのかを書いていません。NIHの検証では、Cal AIの写真機能は、4つのアプリの中で平均の過少推定が最も大きくなりました。
  • SnapCalorieは、「平均で約15%の平均カロリー誤差」で、「栄養士の2倍正確」だとしています(SnapCalorieのFAQ)。創業者はGoogle Researchと共同でNutrition5kの論文(CVPR 2021)を執筆していて、そのデータセットは公開されています。この論文では、1か所のカフェテリアで出された平均255 kcalの料理に対して、研究用モデルの誤差は写真1枚からで26.1%、深度カメラを使うと16.5%でした。論文の人間との比較では、栄養士ではない16人と栄養士4人に、シンプルな10皿の分量の重さを推定してもらっています(誤差は53%と41%)。査読を経た方法ではありますが、対象は2021年の研究用モデルで、現在のアプリの検証結果が公開されているわけではありません。
  • FitiaはApp Storeで自らを「最速で最も正確なカロリー計算アプリ」と呼び、Fasticはスキャナーが「食品を正確に識別できる」としていますが、どちらも数値や方法は示していません。
  • 上の表には載せていないPlateLensは、「重さを量った180食で±1.1%のカロリー誤差」をうたい、研究とオープンなベンチマークを根拠に挙げています(PlateLens)。私たちはこれを確認できませんでした。研究の出典として示されたDOIは、2026年10月11日の時点で「not found(見つかりません)」と表示され、Crossref、PubMed、Zenodoにもその研究の記録は見つからず、ベンチマークのリポジトリにはコードはあっても、食事の写真や基準となるデータは含まれていませんでした。

表にあるほかの12アプリのうち、現行アプリの精度テストを、データ、方法、実施日とあわせて公開しているものはひとつもありません。数字を信頼する前に私たちが求めたいのは、その水準です。私たち自身の数字であっても同じです。

日本のアプリ:あすけんとカロミルの写真記録

日本でよく使われている2つのアプリも、写真からの記録に対応しています(2026年10月23日確認。NIHの検証の対象ではありません)。

アプリ 写真での記録 写真のあとにできること 料金(日本のApp Store)
あすけん 画像解析はプレミアムの機能。2026年10月20日からは新しい「画像解析Plus」(プレミアム月10回、Plus月90回) メニューの候補から選ぶ。画像解析Plusは料理の量や個数も推定し、修正の傾向を次の解析に反映 プレミアム月580円・年4,400円、Plus月980円・年7,500円
カロミル 無料。カメラロールにある直近72時間の食事写真をAIが自動で解析 解析されたメニューの候補を選んで記録 写真の解析は無料。プレミアムプランは月480円

出典:株式会社asken(PR TIMES)、あすけんの特商法表記、カロミル公式サイト、各アプリのApp Storeの説明。2つのアプリの違いはカロミルとあすけんの比較で、目的別の選び方はカロリー計算アプリのおすすめ比較で詳しく説明しています。

写真でカロリー計算するアプリの選び方

  • 確認できる一覧。 合計の数字がひとつだけでは、どこがおかしいのか確かめようがありません。材料と分量の一覧があれば、推定がどこでずれたのかがわかります。
  • かんたんに修正できること。 グラム数の変更、食品の入れ替え、油の追加、修正内容を言葉で伝えることが、数秒でできるのが理想です。
  • バーコードと栄養成分表示のスキャン。 パッケージ食品なら、推定ではなく表示どおりの数値を使えます。ただし、表示も完璧ではありません。米国では、表示より20%を超えてカロリーが多い場合に限り、不当表示とされます(21 CFR 101.9)。
  • カメラに見えないことを伝える方法。 「バターで調理」「半人前」のような情報を、アプリに伝えられること。
  • 精度についての誠実さ。 検証できる方法とデータを伴う主張は、根拠のない大きな数字よりも価値があります。

どのアプリでも推定を良くするコツ

  1. 油脂を追加する。 調理油、バター、ドレッシング、マヨネーズは、別の品目として記録しましょう。オリーブオイル大さじ1杯は約119 kcalです。
  2. 大きな品目から確認する。 ご飯、パスタ、肉、ソースは、合計を最も大きく左右します。
  3. ときどき定番の食品を量る。 いつものシリアル1杯、ご飯茶碗1杯、油のひと回しを量って、目分量の感覚を合わせておきましょう。
  4. 写真の撮り方を工夫する。 明るい場所で、お皿全体を、真上からではなく45度の角度で撮りましょう。
  5. パッケージ食品は、バーコードか栄養成分表示で記録する。

Calorixの立ち位置

CalorixはNIHの検証の対象ではなく、より良い結果が出たはずだと主張するつもりもありません。ご飯にしみ込んだ油が見えるカメラはないからです。Calorixがしているのは、どの写真も下書きとして扱うことです。材料ごとにグラム数、カロリー、確信度バッジを表示するので、どの品目を見直すべきかがわかり、どれでも変更したり、「バターで調理」のようなメモを添えたり、テキストや音声で「AIで修正」に直してほしい点を伝えたりできます。パッケージ食品は、バーコードと栄養成分表示でカバーします。詳しくはCalorixのスキャンのしくみをご覧ください。

変更履歴

  • 2026年10月23日: タイトルを見直し、表の料金を日本のApp Storeの円の価格に更新(2026年10月23日確認)。日本のアプリ(あすけん、カロミル)の写真記録の項目を追加。精度の主張と研究の内容に変更はありません。
  • 2026年10月11日: ページを公開。各アプリの機能、価格、主張をApp Storeの掲載情報、ヘルプセンター、公式サイトで、独立した研究をPubMed、PMC、各出版社のサイトで確認。

2026年10月23日更新

よくある質問

写真でカロリーを計算するアプリで、いちばん正確なのはどれですか?

すべてのアプリを比べた独立した検証はないため、正直なところ、どれかひとつを挙げることは誰にもできません。人気アプリ(MyFitnessPal、Lose It!、Cal AI、Appediet)を対象にした2026年の唯一の対照試験では、4つとも、重さを量った食事のカロリーをおよそ3分の1少なく見積もっていました。平均の誤差が最も小さかったのはAppediet(252 kcal)、最も大きかったのはCal AI(345 kcal)です。材料をひとつずつ確認・修正でき、カメラに写らないものを追加できるアプリなら、実際の値に近づけやすくなります。

写真でカロリーを計算できる無料アプリはありますか?

1日に数回まで無料でスキャンできるアプリがいくつかあります。SnapCalorieはAIでの記録が1日3回まで無料で、Calorixでは1日3回のAIスキャンが無料です。MyFitnessPal、Lose It!、Cal AI、Yazio、Foodvisorなど、ほかのほとんどのアプリでは、写真での記録に有料プランが必要です(2026年10月11日確認)。

AIのカロリー計算は正確ですか?

便利ですが、厳密に正確というわけではありません。2026年のNIHの予備的な検証では、4つのアプリの写真機能が、重さを量った食事のカロリーを平均で252〜345 kcal少なく見積もり、その多くは脂質によるものでした。1食ごとに見ると、多いほうにも少ないほうにも数百kcalずれることがありました。分量を確認し、油やソースを追加すれば、推定は実際の値に近づきます。

Cal AIはどのくらい正確ですか?

Cal AIのFAQには「約80%正確」とあり、ブログの古い記事には90%とありますが、どちらも測り方は書かれていません。2026年7月に発表されたNIHの検証では、Cal AIの写真機能は重さを量った食事のカロリーを平均で345 kcal(95%信頼区間296〜392)少なく見積もり、検証された4アプリの中で平均の誤差が最も大きくなりました。

SnapCalorieはどのくらい正確ですか?

SnapCalorieは、「平均カロリー誤差は約15%」だとしています。創業者はNutrition5kの研究論文(CVPR 2021)の共著者で、この論文では、平均255 kcalのカフェテリアの料理に対して、写真1枚から推定する研究用モデルの誤差が26.1%、深度カメラを使うモデルの誤差が16.5%でした。これは2021年の研究用モデルの結果で、現在のアプリを検証したものではありません。また、SnapCalorieはNIHの検証の対象ではありませんでした。

バーコードスキャンは写真より正確ですか?

パッケージ食品なら、たいていはそうです。バーコードや栄養成分表示からはメーカーが表示した数値が得られますが、写真から出るのは推定値です。ただし、表示も正確とは限りません。米国では、表示より20%を超えてカロリーが多い場合に限り、不当表示とみなされます。

出典

  1. 1 Charles O, Flacke EU, Turner S, et al. Photograph-Based AI Features in Calorie-Tracking Apps Underestimate Energy Content of Meals (NUTRITION 2026 abstract). Current Developments in Nutrition, 2026.
  2. 2 Photo-based calorie-tracking apps may underestimate energy in meals. American Society for Nutrition via EurekAlert!, 2026.
  3. 3 Bascom E. AI photo-based calorie-tracking tools underestimate them by 33%. Healio, 2026.
  4. 4 How accurate are photo-based calorie apps? 4 are put to the test. HealthDay, 2026.
  5. 5 Li X, Yin A, Choi HY, et al. Evaluating the Quality and Comparative Validity of Manual Food Logging and Artificial Intelligence-Enabled Food Image Recognition in Apps for Nutrition Care. Nutrients, 2024.
  6. 6 Fridolfsson J, Sjöberg E, Thiwång M, Pettersson S. Performance Evaluation of 3 Large Language Models for Nutritional Content Estimation from Food Images. Current Developments in Nutrition, 2025.
  7. 7 Shonkoff E, Cara KC, Pei XA, et al. AI-based digital image dietary assessment methods compared to humans and ground truth: a systematic review. Annals of Medicine, 2023.
  8. 8 Thames Q, Karpur A, Norris W, et al. Nutrition5k: Towards Automatic Nutritional Understanding of Generic Food. CVPR 2021 (IEEE/CVF), 2021.
  9. 9 SnapCalorie frequently asked questions. SnapCalorie, 2026.
  10. 10 Cal AI frequently asked questions. Cal AI, 2026.
  11. 11 The best free calorie and macro tracker (Cal AI blog). Cal AI, 2025.
  12. 12 PlateLens home page. PlateLens, 2026.
  13. 13 21 CFR 101.9: Nutrition labeling of food, paragraph (g)(5). U.S. Electronic Code of Federal Regulations, 2026.
  14. 14 『あすけん』、新機能「画像解析Plus」を提供開始!. PR TIMES(株式会社asken), 2026.
  15. 15 カロミルについて(有料サービス). ライフログテクノロジー株式会社, 2026.

2026年10月11日に確認。ほかのアプリに関する情報は、各アプリのApp Storeの公開ページと、記載した報道記事にもとづいています。

MyFitnessPal、Cal AI、BitePal、Lose It!、Cronometer、SnapCalorie、Yazio、Lifesum、Fastic、Foodvisor、Appediet、Fitia、ChatGPT、Gemini、PlateLens、あすけん、カロミルは、それぞれの所有者の商標です。Calorixはこれらの企業と提携しておらず、推奨や後援も受けていません。ほかのアプリに関する情報は、このページに記載した公開情報にもとづくもので、確認後に変わっている可能性があります。

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